広島県公立入試 数学:大問1パーフェクトを狙うための出題傾向と分野別対策」 | プロ家庭教師のディック学園プロ家庭教師のディック学園

広島の高校受験生のみなさん、こんにちは。家庭教師の森内です。

 

「数学が苦手で、どこから手をつけたらいいかわからない」 「入試本番、まずは確実に点数を取りたい」 そんな風に思っている中学生のみなさんに向けて、今日は一つ、有益なデータを公開します。

 

広島県公立高校入試の過去14年分(平成24年度〜令和7年度)について、「数学の大問1」だけを徹底的に分析してみました。さらに今回は、広島県教育委員会が公表している「受験生の実際の正答率データ」を元に、どのような注意点や対策が有効かもアドバイスします。

 

大問1は、言わば「絶対に落とせない得点源」ですが、実は満点を狙う受験生が次々と引っかかる「落とし穴」も存在します。ここを攻略して、合格への距離をグッと縮めましょう。

 

■14年分のデータを解剖。「大問1」の正体

過去14年間の大問1を調べたところ、設問数は合計で107問でした。 これをジャンル別に分けると、ハッキリとした傾向が見えてきます。

 

出題分野 出題比率

数と式 約70%

図形 約13%

関数 約9%

データの活用・確率 約8%

■実際のデータが語る、大問1の「確実な得点源」と「魔の落とし穴」

 

県教委の学力検査結果データを分析すると、大問1には極端な二面性があることが分かりました。

 

・確実な得点源:「計算問題」は正答率80〜90%台 大問1の序盤に出題される基礎的な計算は、毎年90%以上の受験生が正解しています。例えば、正負の数の四則計算は、令和7年度は90.2%、令和6年度は92.8%という高い正答率です。文字式や平方根の計算も高得点率で安定しており、ここは全受験生が「取って当たり前」の領域と言えます。

 

・魔の落とし穴:正答率10%台に落ち込む「概念・性質問題」 一方で、「大問1だからすべて簡単」と油断していると思わぬ失点につながります。近年、多くの受験生が引っかかる問題が紛れ込んでいるからです。

 

令和5年度 (6) 関数関係の意味:正答率 18.0%

令和7年度 (6) 反比例を表す関数の性質:正答率 16.1%

平成30年度 (7) 真の値の範囲(不等号):正答率 22.8%

 

計算はできても、「関数とはどういう関係か」「反比例のグラフで x が増加すると y はどうなるか」といった、言葉の定義や本質的な理解が問われた瞬間に、正答率が激減しているのが実情です。

 

■攻略のポイント:どこを優先して勉強すべきか

 

分析結果から、公立入試を勝ち抜くための「大問1対策」をまとめました。

 

① 「数と式」は全問正解がマスト

全設問の約7割がここです。特に「四則計算」「文字式・因数分解」「方程式」が大半を占めます。難しい応用問題に手を出す前に、まずは教科書レベルの計算を確実に解けるようにしましょう。ここでのケアレスミスは致命傷になります。日々の反復練習がそのまま点数に直結する分野です。

 

② 空間図形・平面図形は「広く浅く」

平成29年度以降、大問1の中で図形の問題が定番化しています。

 

空間図形:球や円錐の体積、立体の展開図、ねじれの位置

平面図形:多角形の角、対称移動、三平方の定理

 

これらが入れ替わり立ち替わり出てきます。基本的な公式を正確に使える状態にしておくことで、確実に数点を積み上げられます。

 

③ 関数の「意味や性質」を根本から理解する

 

過去の傾向を見ると、大問1の関数分野は「比例・反比例」が中心でしたが、今後は一次関数や二乗に比例する関数の性質を問う小問が出題される可能性も十分に考えられます。実際、平成30年度には、変域と増減の関係から適切な関数を選ぶ問題(正答率48.8%)が出題されています。 前述の通り、この分野は「本質的な理解」を問う問題が最大の罠になります。単に式に数字を当てはめて座標を求めるだけでなく、「xが増加したとき、yはどう変化するか」「変化の割合とはグラフ上で何を意味するか」といった、各関数の特徴や言葉の定義を、教科書レベルでしっかりと復習しておきましょう。ここを深く理解しておけば、後半に出題される関数の応用問題への対応力も自然と身につきます。

 

■森内からのアドバイス:大問1を制する者は入試数学を制す

 

広島県の公立高校入試数学は「思考力」を問う記述問題も多いですが、その土台になるのは間違いなくこの「大問1」の基礎知識です。 「たかが計算」「大問1だから簡単」と思わず、真剣に向き合ってみてください。

 

大問1で満点を取れるようになると、試験開始10分で心に余裕が生まれます。その余裕が、難しい後半の問題を解くエネルギーになるのです。 まずは過去問を開いて、大問1だけを一気に解いてみませんか。同じようなパターンの問題が何度も出ていること、そして「分かったつもりになっていた落とし穴」に気づくはずです。

「自分の苦手な分野がどこか分からない」 「具体的な解き方を教えてほしい」 そんなときは、いつでも相談してください。 一緒に「大問1パーフェクト」を目指して頑張りましょう!

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