1,選考方法
学力検査は5教科(配点は各60点で300点満点)で実施。学力検査の得点と調査書の記載事項の比重を5:5として、それに面接結果を加え総合的に判断する事が基本。具体的な合否基準は各学校が独自に定めます。
2,おもな調査書内容と記入方法
(1)各教科の学習の記録
・評定 各学年で5段階評定。評定合計は各学年の合計で、学力検査を実施しない4教科は1.5倍する(165点満点)。
(2)特別活動の記録
・各学年で、学級活動、生徒会活動、学校行事について、十分満足できる状況にあると判断される場合には○印を記入します。
(3)行動の記録
・各学年で、項目ごとに十分満足できる状況に○印を記入します。
(4)総合所見
・各学年で各教科や総合的な学習の時間の所見、特別活動の記録の事実及び所見、行動の記録の所見、進路指導の記録や、本人の特徴・特技、取得資格(英検・珠算・書道・柔剣道等の級・段位を具体的に記入)、学校内外における奉仕活動、表彰を受けた行為や活動、知能、学力等について標準化された検査の結果などについて記入します。
3,学力検査と調査書の比重
・原則として同等。学校によって、6:4、4:6の範囲内で比重を定めることができます。
県内には沖縄工業高等専門学校があります。修業期間は五年間です。推薦入試は推薦書・調査書などの出願書類と面接・作文による選考です。学力検査による選考は、五教科の学力検査と調査書によります。調査書の数学・理科はそれぞれ二倍されます。
那覇の皆さんは、「志望校が決まらない!」と慌てていませんか?早めに志望校を絞り目標実現に向けて取り組んだ方が、充実した学校生活を送る事ができますよね。では、そのためにはどうすれば良いでしょうか。ここでは、これから進学する皆さんに向けて、志望校の決め方のアドバイスをお伝えします。
子供に志望校を決めさせる際のアドバイスとして、一つの要素に校風が挙げられます。校風と言うのは、それぞれの学校によって特色が異なります。例えば、ある学校では部活動に力を入れていたり、また違う学校では国公立大学進学に力を入れていたり、他にも、推薦入試に力を入れていたり専門知識の学びに力を入れていたり、様々な特色があります。なので、我が子が進学する時期になった際に、何に特に力を入れたいのかを考慮しながら、子供の志望校を考える事が大事です。
また、学校によっては生徒の自主性を尊重した、校則の厳しくない学校もあります。その場合、その学校に通っている生徒と我が子が上手くやっていけるかなど、子供自身がその高校に入学して楽しく通う事ができるかの想像も大切です。実際に志望校の様子を見に、オープンスクール、学校説明会、文化祭などに参加してみる事もオススメです。
このように、志望校に通う子供の様子や先生の様子を見ながら、我が子がこの学校に通いたいと思えるのであれば、受験勉強にも力を入れていく事ができますよね。
子供が志望校を決める際、忘れてはいけないのは偏差値に関してです。どんなに子供が行きたい学校があっても、学力不足であればそれは通う事は叶いません。偏差値が高い程良いと言い切る事は難しいですが、偏差値の高い学校に入学できれば将来の選択肢が増える可能性は高いです。しかし、偏差値がいくら高くても、その学校の校風や雰囲気が我が子に合っていない場合、子供が学校に通う事を楽しめなくなる可能性もあります。なので、偏差値も志望校選びの一つの要素として、子供に合った志望校選びをサポートする事が大事になります。
また、偏差値である程度志望校を決める際には、偏差値の目標設定に悩む方もいます。その場合は、現状の子供の成績よりも少しランクの高い学校を志望校にするのがベストなアドバイスです。例えば、我が子にとって手が届くか届かないか微妙なラインが志望校になっている場合には、その学校を目指して努力しようと思えるものです。目標を初めから低設定せず少しランクを高く設定する方が、そこを目指して勉強するので学力の伸びにも繋がります。
それぞれの学校では、力を注いでいる分野があります。例えば、大学進学希望者の場合、校風や偏差値はもちろんですが、進学実績を確認する事も大切です。現在は、大学入試が多様化しており、高校によってどんな入試が得意かも変わってきます。また、指定校推薦枠を沢山持っている高校もあり、どんな指定校推薦大学があるか知る事もできます。さらに、国公立大学進学に強い高校の中にも、地元の国公立大学に強い所、難関国公立大学強い所もあります。なので、子供の志望校を卒業した生徒が、どのように進学しているかの確認も大事なポイントです。
他にも、勉強だけで無く部活動に力を注いでいる学校もあります。例えば、野球甲子園を目指す子が多在籍しているなどスポーツに力を注ぎたい場合には、志望校の部活動実績も見ておくのがおススメです。志望校に入学して部活動を頑張る事で大学進学ができるのか、どのような就職先で働く事ができるのかなど、将来の進路についても確認しましょう。
我が子の志望校を決める際には、他にも気を付ける点はあります。例えば、志望校の立地に関して挙げられます。どんなに偏差値が高くて校風が良い場合でも、自宅からあまりにも遠い場所では学校に3年間通おうと思うと中々大変ですよね。遠方場合は保護者送迎が必要になるケースもありますが、その際に保護者は対応できるのかなど、通学に関してもポイントとなります。
他には、志望校の学費問題も挙げられます。例えば、公立高校と私立高校では学費も大きく変わります。私立高校では学校別で学費が違います。学費、教材費、部活動遠征費、通学交通費など、色々な事に費用が発生します。なので、費用面も考慮した上で志望校を決めるのも一つです。
我が子を志望校へ進学させる為には、基本的は受験勉強をし、入学試験に合格する必要がありますよね。しかし、子供にとって苦手科目や、興味の湧かない教科の勉強は苦痛なものです。なので、初めから子供が「この教科なら受験勉強を頑張れそう」と思える科目を絞る事を教えてあげるのも一つです。子供の得意科目がない場合、過去の定期テストで点数が良かった科目に注目するなど、受験勉強を頑張れる教科を絞り込むアドバイスも必要です。
志望校を絞る上では、子供自身が興味を持って勉強に取り組める事を考えましょう。志望校を決める上で、絞るポイントになりそうな趣味や興味のある事はあるでしょうか?あまり思い付かなければ、興味のある分野や今後極めてみたい事を挙げていき、その中から学んでいけそうな学部や学校を選ぶ事もできます。そうする事で、子供が自分自身でやってみたい事を実現可能なカリキュラム内容のある、志望校を選ぶ事ができます。
志望校決めをする際に、子供の中で「先輩が通っているから」「友達と同じ学校に行く」「一緒に受けようと友達に誘われた」などの理由で選ぶ事は避けましょう。もちろん、これらがきっかけとなって、その学校に自分で興味を持つ事は構いません。その理由は、興味を持ってその学校の事を子供が調べる事で、子供自身が「想像と違った」と後悔する事があるからです。先輩にとっては良かった学校でも自分には違った、そういう場合もあります。なので、何となくその学校に対して良いイメージがあっても、実際はよく知らない場合があるので気を付けましょう。子供が通う志望校に関しては、きちんと子供自身が自分で学校をリサーチし、説明会などに参加して学校の雰囲気を自分で見て選択しましょう。
志望校選びで優先させたい項目は、子供の選択した志望校が実際に子供の学習目的に合っているかどうかです。志望校の学費や通学費用などの経済的な事情もあるかと思いますが、学校で様々な事を学習して学生生活を送るのは子供自身です。なので、なるべく子供が過ごしやすくて、良い経験ができる学校を選ぶ事は大切です。その為には、我が子である子供の話に耳を傾けて親の意見を押し付けず、気持ちを汲み取りながら決めていきましょう。
志望校の選び方は以上のようにして学校を決める事ができます。志望校について考える事は、将来について考える事です。志望校決めはとても大切な事なので、これまで志望校について考えていなかった場合は、ちゃんと時間を取って決める事が大事です。子供自身、志望校を決める事ができると、受験勉強でもやるべき目標が定まるので、勉強へも取り組みやすくなります。それに、この学校に入りたいという目標が決まると、学習モチベーションもとても高まります。そして、志望校が決まったら、受験合格に向けてしっかり受験勉強に励み頑張っていきましょう。