
医学部受験と言えば、他学部に比べて圧倒的な難易度を誇ることで知られています。そんな医学部を目指す受験生には、やはり特有の不安やプレッシャーが付き物です。そこで、この記事では医学部を目指す方に向けて
- 医学部の受験勉強っていつから始めるべき?
- それぞれの学年で何を勉強すればいいの?
- 高校3年生から始めたら間に合わない!?
など、受験生が不安に感じがちなポイントを解説していきます。少しでも不安を解消できるよう丁寧な説明を心がけましたので、最後までご一読頂ければ幸いです。
目次
高校1・2年生から医学部を目指す受験勉強

まずは高校1・2年生から医学部を目指す場合の受験勉強スケジュールをご紹介します。
受験勉強のスケジュールとしては、基礎学力や知識を固めていく高1・2生の段階と、入試の対策を本格化させる高3生の段階に分けられます。また、教科の対策以外にも、新聞やニュースに目を通すなど、医療関係のトピックに対して常に敏感でいると良いでしょう。
高校1・2年生での学習方針
高校1・2年生の段階では、とにかく苦手科目を作らないことを意識しましょう。数学と英語以外の科目については、知識の暗記が点数に反映されやすいため、苦手意識を感じない水準の学力を有していれば、高校3年生からの対策でも仕上げることが可能です。
数学と英語については学校の定期テストや模試で上位に入れるよう、特に時間をかけて学習してください。
英語の学習ポイント
- 文法・イディオム・単語といった知識事項で抜けがないようにする。
- 長文やリスニングは、慣れる意味も込めて週に数本取り組む。
数学の学習ポイント
- 各単元を着実に仕上げる。
- 高校2年生終了までに数学ⅠA・ⅡBを仕上げる。
- 公式や定理について“なぜ成立するのか”まで確認する。
高校3年生 夏休み明けまでの学習方針
まず、夏休みに入るまでに国語や社会といった文系科目の強化を図りましょう。
国語の学習ポイント
- 現代文単語や古文単語・漢文の句法など基礎知識を定着させる。
- 基礎的な参考書・単語帳1冊を完璧に記憶する。
社会系の学習ポイント
- 教科書や参考書レベルを仕上げておく。
- 反復学習で短期記憶から長期記憶へ定着させる。
夏休みからは各大学・共通テストの過去問題や発展的な問題を解き始めます。過去問題は量より“なぜ間違えたか”を考える時間を大切にしましょう。知識の定着に時間を割ける最後のチャンスですので、不安な単元は必ず対策しておきましょう。
高校3年生 夏休み後から受験までの学習方針
夏休み後は英語・数学・理科など二次試験の対策に時間を割きます。11月中旬ごろまで文系科目は数時間の復習で十分です。
余裕があれば、医療関係の英単語や医学部入試で頻出の微積・確率対策など発展的な勉強を行いましょう。また、面接や小論文の練習も並行して進めることをおすすめします。
11月中旬以降は共通テストの過去問(直近15年分)に着手。間違えた箇所は必ず復習し、基礎の欠落を無くすことが高得点への近道です。
高校3年生からの医学部受験は難しい?

高校3年生から医学部を目指す場合、現状の学力にもよりますが相当の覚悟と勉強量が必要になります。しかし、高校生の学力の伸びしろは目を見張るものがあり、決して不可能ではありません。DIC学園でも、E判定からの逆転で医学部に合格したお子様がいらっしゃいました。
学習方針①(高校3年生から)
まず夏休みまでに苦手科目を克服することを優先。特に苦手科目がない場合は、英語と数学に時間を割きつつ他教科の水準を維持しましょう。基礎が不十分なまま過去問に取り組むのは効率的ではありません。
学習方針②(夏休み以降)
夏休み以降は数学・英語を重点的に強化。予備校や家庭教師を利用して良質な問題に触れるのも一つの手です。また、一度は志望校の過去問に挑戦し、現状とのギャップを正しく把握しましょう。
以降の学習は高校1・2年生向けの方針と同じく、間違えた単元を復習しながら丁寧に進めることが合格への近道です。
医学部の受験勉強はいつから始めるべき?|まとめ
今回は医学部の受験勉強スタート時期と学年別の勉強計画を解説しました。
結論としては、早期から取り組むことが好ましいですが、どの学年からでも抜け目なく学習することと英語と数学に時間をかけることが合格の鍵となります。
完全プロ家庭教師が揃うDIC学園では医学部特化の指導も行っていますので、学力に不安がある方はぜひご相談ください。皆様の合格通知を心からお祈りしております。



























