こんにちは、ディック学園 鹿児島校の山下です。
新学期が始まって間もないですが、2027年度入試においての鹿児島大学の入試内容の変更が続々と発表されています。
詳細は募集要項に記載されますが、どのような変更があるかは気になるところだと思いますので、こちらのブログでは変更点をまとめてみました。鹿児島大学を受験候補校に入れている受験生の皆さん、このブログで是非参考にして受験戦略を練って頂ければと思います。それではいきましょう!

(鹿児島大学:正門近く)
まず、法文学部について。
学校推薦型選抜Ⅱの出願要件が変更されます。法経社会学科(法学コース)、人文学科(多元地域文化コース、心理学コース)において、『調査書の「学校成績概評」がAである者』追加されます。この学校成績概評がAというのは、いわゆる評定平均値で4.3以上が目安となります。
次は、教育学部について。
・中等教育コース音楽では、学校推薦型選抜Ⅰを新規に実施し、2名を募集します。
実技検査、面接および調査書(音楽実技活動の実績調査)で合否が判定されます。
これに伴い、音楽コースでは一般選抜(前期日程)の募集定員が5名 → 3名へと減ります。
・また、中等教育コース(技術、家政、音楽、美術)の学校推薦型選抜Ⅰでは、「面接・実技検査などの評価が各コースの定める基準に満たない場合は、総合得点の順位にかかわらず不合格とすることがあります。」という点が追加されましたので注意しましょう。
・初等教育コースでは、一般選抜後期日程の募集定員を15名 → 6名へと削減する一方で、学校推薦型選抜Ⅱの募集定員を15名 → 24名へと拡大します。この増加分の9名は地域教員希望枠となります。
合否判定法は、出願要件は評定平均3.8以上で、合否は共通テスト920点、面接600点、調査書300点で判定されます。
この地域教員希望枠というのは、文部科学省が推進する「地域に愛着を持ち、地域と共に歩む教員を安定的に確保する」ことを目的としたもので、現在地方の大学・教育学部を中心に広がりを見せています。趣旨としては医学部の地域枠のようなものですね。

(鹿児島大学:図書館前門)
ここからは理系学部になります。
工学部では、
電気電子工学プログラムの学校推薦型選抜Ⅱと、海洋土木工学プログラムの学校推薦型選抜Ⅰにおいて、出願可能な高校の学科が普通科等の進学科に限らず全学科から出願可能となります。極端な例だと、商業科や農業科等からでも意欲があればチャレンジできるということです。
また、海洋土木工学プログラムでも「小論文・面接・調査書の各得点が工学部の定める基準に満たない場合は総合得点の順位にかかわらず不合格とすることがあります。」という点が追加されました。
理学部では、
理学科(全プログラム)の学校推薦型選抜Ⅱおよび総合型選抜において、「面接の代替となる高大接続科目履修修了は、認定を受けた年度を含めて5年以内に限る。」との制約がつきます。
この高大接続科目は、高校生の方でも現役大学生と共に受講でき(オンラインも可)、条件を満たした修了者には大きな2つのメリットがあります。1つ目は、講義型試験が免除されA評価がもらえます。2つ目は、大学入学後に専門科目の取得単位として認定してもらえます。つまり、入学試験で優遇され、入学後も優遇されるというわけですね。
高大接続科目は夏開講分と冬開講分がありますが、夏のテーマは「カードシャッフルの数学」「クレーンゲームで力学」「ホタルはなぜ光る?」「遺伝子研究の歴史と応用」「地震の科学」のように、理学部らしい興味深い講義が多いです。
申し込みは既に始まっていて、令和8年6月19日(金)が締め切りです(在籍高校を通じての申し込み)が、定員になり次第募集終了となりますので、鹿児島大学理学部を第1志望とする方は、早めに申し込みをされることをオススメします。
志望学科が理工系で迷っている方も、受講したら自分が興味を持てる学問分野を決めるうえで参考になると思います。

(鹿児島大学:稲盛会館)
農学部では、
・国際食糧資源学特別コース(農学系サブコース)の総合型選抜において、共通テストで「情報」が20点分追加されます。結果、共通テストが1100点満点 → 1120点となりますが、「情報」の配点比重は小さいのでこちらはほとんど影響はなさそうです。
・学校推薦型選抜Ⅰにおいては、プレゼンテーション後の質疑応答の時間が5分 → 10分へと延長されます。
共同獣医学部では、
・共同獣医学科の一般選抜後期日程を廃止して前期日程の募集定員を20名 → 22名とし、一般選抜は前期試験に一本化します。

(鹿児島大学:東門、左の建物は稲盛記念館ホール)
医学部では、いろいろ変更点があります。
・医学科の一般選抜後期日程において、第1段階選抜の足きりラインを10倍から11倍へと緩和します。これにより、1次通過者は19名増えることになります。
・保健学科(作業療法学専攻)において、若干名の募集変更(後期日程が3名 → 2名へ、学校推薦型選抜Ⅰが3名 →4名)があります。
・保健学科(看護学専攻)の学校推薦型選抜Ⅰの小論文試験において、これまでの英語の課題文が日本語の課題文となり、理学療法学専攻、作業療法学専攻の小論文と共通問題となります。
また、看護学専攻の募集人員に関して、一般選抜前期日程を47名 → 45名へと減らし、総合型選抜で離島枠を設け新規に2名募集します。
・保健学科(理学療法学専攻、作業療法学専攻)の一般選抜前期2次試験では、理科(物理・化学・生物)の代わりに数学でも受験可能となります。
歯学部では、一般選抜後期日程において、2段階選抜を新規に導入し、募集定員(5名)の約20倍から足切りを行います。

(鹿児島大学病院:桜ヶ丘キャンパス)
いかがでしたか。
例年秋には募集要項が出ますので、そちらで最終確認はして頂きたいと思いますが、鹿児島大学の受験を考えている皆さんは、これらの変更点を踏まえ、どの方式で勝負するのか戦略を練って頂きたいと思います。 以上


























