中学受験を目指すご家庭にとって、小学5年生は“勝負の土台づくり”の一年です。6年生になると演習量が一気に増え、過去問対策も始まります。その前に、5年生のうちに算数の重要単元をしっかり整理し、弱点をなくしておくことが合格への近道です。

では、具体的に何をまとめておくべきなのでしょうか。
① 計算分野は完璧を目指す
まず最優先は計算力です。四則計算、小数・分数の計算、逆数、約分・通分などは「速く・正確に」できる状態にしておきましょう。受験算数では問題が複雑になるため、計算で時間を取られると致命的です。
5年生のうちに、途中式を丁寧に書く習慣と、ミスを分析する力を身につけておくことが大切です。計算は才能ではなく訓練。毎日の積み重ねが力になります。
② 割合・比・速さは徹底理解
5年生算数の中核が「割合」「比」「速さ」です。ここは中学受験の頻出単元であり、多くの子がつまずくポイントでもあります。
割合では「何をもとにしているのか」を常に意識すること。比では「そろえて考える」「全体を分けて考える」力が重要です。速さでは公式の暗記だけでなく、線分図やダイヤグラムで整理できるようにしましょう。
この3分野は、解き方を丸暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」を説明できるレベルまで理解しておくことが理想です。

③ 図形分野はパターン整理
面積、角度、円、多角形、体積などの図形分野も重要です。特に、面積を求めるための補助線の引き方や、角度問題の基本パターンは5年生のうちに整理しておきたいところ。
図形はセンスではありません。解法パターンを積み重ね、「見た瞬間に方針が立つ」状態を目指しましょう。自分専用の“図形ノート”を作るのもおすすめです。
④ 文章題の整理力を鍛える
中学受験の算数は、文章題が中心です。式をいきなり立てるのではなく、線分図や表にまとめる習慣をつけましょう。
「問題文を読んで情報を整理する力」は、今後すべての単元に共通して必要になります。図にできる子は強い。これは5年生のうちに身につけておきたい力です。
⑤ 弱点の洗い出しと総復習
5年生の終わりには、これまで学習した単元を総復習し、苦手分野を明確にしましょう。曖昧なまま6年生に進むと、応用問題で必ず壁にぶつかります。
「できなかった問題をもう一度解けるか?」を確認すること。解き直しこそが最大の成長ポイントです。
まとめ
小学5年生は、算数の基礎を完成させる大切な一年です。計算力の強化、割合・比・速さの理解、図形パターンの整理、文章題の図解力。そして総復習による弱点克服。
ここを丁寧に積み上げることで、6年生の演習が飛躍的に楽になります。焦らず、しかし確実に。5年生の今こそ、算数を“得点源”に育てていきましょう。



























