「受験生なのに、家ではスマホばかり」「周りは勉強しているのに、本人に焦りがない」。そんな姿を見て、不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
ただ、受験スイッチが入らないのは、やる気や危機感がないからとは限りません。何から始めればよいか分からない、目標が遠く感じられる、苦手科目に向き合うのが怖い――。こうした気持ちから、最初の一歩を踏み出せない中学生は少なくありません。
理由1 志望校が「自分の目標」になっていない
保護者や先生に勧められただけでは、志望校が本人の目標になりにくいものです。
【対策】

可能なら、興味がある高校の登下校時間(現実的には下校時間)に学校の近くに行ってみましょう。「自分に合うか?」「自分も春にはこの仲間に入るかも(もしくは違う)」と感じられ、モチベーションが上がる事があります。
少し難しいなら、高校のホームページを通して、校風・部活動・行事・進路実績などを調べてみましょう。
理由2 やるべきことが多く、動けなくなっている
「受験勉強をしようかな(しなさい)」という言葉は範囲が広く、何をすればよいか分からないと負担になります。
【対策】
まずは「英単語を10個覚える」「数学を2ページ解く」「学校のワークを15分進める」など、今日できる小さな課題に分けます。終わったら印をつけ、達成したことを見える形にしましょう。
理由3 スマホや生活リズムに時間を奪われている

夜更かしや長時間のスマホ利用が続くと、集中力が落ち、机に向かうこと自体が難しくなります。
【対策】
スマホは勉強中だけリビングに置く、就寝時刻を決める、毎日同じ時間に机に向かうなど、家族でルールを決めましょう。一方的に取り上げるのではなく、本人と相談して決めることが大切です。これは、「スマホ無しなんてムリ」と思われる生徒は、まずは2日間スマホと離れてみてください。このページを見ているという事は、自覚があるはずなのでできます!
この時期に最低限やっておきたいこと

まずは学校の授業と提出物をおろそかにしないこと。そして、英語・数学を中心に、前学年までの苦手単元を洗い出してください。模試や定期テストの答案を見直し、「分からなかった問題」と「分かっていたのに間違えた問題」を分けるだけでも、次にやるべきことが見えてきます。
受験勉強は、急に一日何時間も頑張ることから始まるのではありません。毎日決まった時間に、決めた課題を終わらせる。その小さな積み重ねが、やがて本当の受験スイッチにつながります。 保護者の方は、勉強時間だけを責めるのではなく、できた行動を具体的に認めてあげてください。「今日は自分から始められたね」という一言が、次の一歩を後押しします。


























