分からないことを一つずつ解消し、基礎から積み上げた高校生の成長記録
| 進学校に通い、部活動にも打ち込む高校生。物理の定期テストは40点に届かず、授業を聞いても分からない状態が続いていました。質問することも苦手だった生徒が、基礎を丁寧に学び直し、自分から質問できるようになるまで。そして、物理で安定して70~75点前後を取れるようになるまでの記録です。 |
| 目次 1. 物理40点未満。授業を聞いても分からなかった頃 2. 成績不振の原因は、積み重なった『分からない』 3. 身近な言葉と一覧表で、基礎から学び直す 4. 安心して質問できる環境をつくる 5. 生徒が守り続けた、三つの基本 6. 結果が出ない時期も、説明の仕方を変え続けた 7. 物理70~75点前後へ。自分で考え、質問できるように 8. 同じ悩みを持つ生徒・保護者の方へ |
1.物理40点未満。授業を聞いても分からなかった頃

指導を始めたのは、高校2年生の春でした。生徒は進学校に通う高校生で、部活動ではスポーツに打ち込んでいました。一方で、とてもおとなしい性格で、自分から積極的に質問することが苦手なタイプでした。
当時、物理の定期テストは40点に届かない状況でした。基礎内容の理解が十分ではなく、説明を聞いても専門用語の意味が分からないため、問題の解き方そのものを理解できていませんでした。
| 授業を聞いても分からないから、聞かない |
いつしか学校の授業にも耳を傾けられなくなり、内容を十分に吸収できない状態に陥っていました。
2.成績不振の原因は、積み重なった「分からない」

最大の原因は、分からないことをそのままにしてしまったことでした。最初は小さなつまずきだったものが、時間の経過とともに積み重なっていきました。
そして、『分からないことが多すぎて諦めてしまう』状態になり、何が分からないのか、何を質問すればよいのかさえ分からなくなっていたのです。
3.身近な言葉と一覧表で、基礎から学び直す

まず心がけたのは、生徒が本当に理解できているかを確認しながら、一つひとつ丁寧に説明することでした。専門用語は、できるだけ身近な言葉に置き換えます。さらに、専門用語・重要語句・公式などを一覧にまとめ、いつでも見返せるようにしました。
生徒が疑問に思いそうなところでは、『これはこういう意味だよ』『ここはこう考えるんだよ』と先回りして補足し、不安や疑問を残さないようにしました。
4.安心して質問できる環境をつくる

分からないことを責めず、安心して質問できる環境づくりを大切にしました。また、授業で扱った内容に関連する基礎問題を宿題として出し、授業中に理解した解き方を、自分の力でも再現できるようにしました。
成績を早く上げることだけを求めず、まずは基礎を定着させることを最優先にして、継続的に取り組んでもらいました。
5.生徒が守り続けた、三つの基本

生徒には、まず自分で問題に挑戦し、分からないことは質問する姿勢を大切にしてもらいました。加えて、物理を解くうえで欠かせない三つの基本を徹底しました。
| ① 解答手順を守る | ② 必ず図を書く | ③ 式を立てて考える |
質問の内容から理解度を判断できるため、『完璧に理解してから質問する必要はない。まず聞こうとする姿勢が大切だよ』と伝え続けました。
6.結果が出ない時期も、説明の仕方を変え続けた
同じ内容で何度つまずいても、根気強く何度でも説明しました。一度で理解できなくても焦らず、生徒の理解度に合わせて説明の仕方を変えながら指導を続けました。
すぐに結果が出るわけではなく、成績がなかなか伸びない時期もありました。そのたびに、『どう説明すれば伝わるだろうか』『どの方法なら理解しやすいだろうか』と考え、指導方法を改善していきました。
生徒本人も努力を続けていましたが、成果が見えにくい期間は、決して楽ではなかったと思います。それでも、基礎に向き合う歩みを止めませんでした。
7.物理70~75点前後へ。自分で考え、質問できるように

| 指導開始時 | 物理 40点未満 |
| 現在 | 物理 70~75点前後 |
基礎力が身についたことで、安定して平均点以上を取れるようになりました。現在では、分からない問題があれば自分から質問できます。まとめノートや資料を活用しながら、自分で考えて問題に取り組めるようにもなりました。
解答手順も定着し、『面倒でも丁寧に考えることが大切』という学習姿勢を身につけてくれました。基礎問題はもちろん、標準問題や応用問題の解説も無理なく理解できるようになり、確かな成長が見られています。
保護者の方にも届いた、うれしい変化
保護者の方からも、前向きなお言葉をいただくようになりました。
| テストで点数が取れるようになりましたね 先生の説明をしっかり理解できているようですね |
以前よりも勉強で悩む様子が減り、自信を持って学習に取り組む姿勢が見られるようになったことを感じていただいています。
8.同じ悩みを持つ生徒・保護者の方へ

成績を上げるためには、『分からないことをそのままにしないこと』が何より大切です。完璧に理解してから質問しようと考える必要はありません。少しでも疑問があれば、先生に聞く習慣をつけましょう。
そして、基礎を大切にしながら根気強く問題に向き合うことが、実力を伸ばす一番の近道です。講師は、生徒が理解できるまで説明の仕方を工夫しながらサポートします。ぜひ一人で抱え込まず、周りの力を頼ってください。
この記事の投稿者

藤田先生 指導歴38年
指導科目:小・中:全科目
中学受験
高校:数学、物理、化学
合格実績:東京大、一橋大、九州大、熊本大、佐賀大、同志社大、立命館大、久留米大(医)久留米附設中、青雲中、弘学館中、明治学園中、岩田中他多数


























