高校生と中学受験の子をもつ父親が考える家庭教師のメリットとは その① プロ家庭教師の派遣なら【DIC学園】

高校一年の電車好き長男と、中学受験中の双子小学生女子をもつしんざきです。
学生の頃何年か、補習塾での講師のアルバイトをしていました。

皆さん、塾って大きく4種類あるの、ご存知ですか?
進学塾、補習塾、総合塾、専門塾の4種です。
進学塾は要は受験対策の塾、補習塾は学校の勉強に追いつけない子をフォローするための塾。
総合塾は進学塾も補習塾もどっちも内包してる塾、と考えれば大体合ってます。
専門塾は数学とか英語とか一分野に特化した塾で、学生用だけじゃなく社会人の資格スクールなんかもこれに該当します。

しんざきが所属していたのは個人経営の小さな補習塾で、そこで働き始めてまず思ったのが、勉強出来る出来ない以前に「とにかく自己肯定感がメタメタに低い子ばっかり」ってことだったんです。
なにしろ補習塾ですから、学校の勉強についていけない子が殆どなのは当然なんですが、それにしても「どうせ勉強なんて出来るわけない」「自分なんてどうせ馬鹿なんだから」というモードに入っている子しかいなかった。
「勉強出来るようになりたい」「学校の成績を上げたい」なんて前向きな考えの子なんて、本当に一人としていませんでした。
ただ勉強苦手なだけならここまではならないよな、と思って色々と探ってみたんですが、親御さんたちと面談をするようになってなんとなく分かるようになりました。
とにかく、「親御さんの教育に対する意識が高い」「しかも親御さんはみんな勉強出来る人たちばかり(びっくりするくらい高学歴の人たちもたくさんいた)」だったんですよ。

当たり前と言えば当たり前ですよね、なにせ子どもを補習塾に通わせるくらいの危機感があって、勉強の大事さ・重要さもよく分かっている人たちなわけですから。
で、皆さん一様に、「自分たちでも教えようとしたんですが、どうして分からないのか分からなくって……」とおっしゃるんです。
頑張って自分たちでお子さんを救おうとして、けれどちっとも成果が出なくて疲弊している親御さんたちばかりだったんです。
それを聞いて大体全容が見えました。

子どもに勉強を教える為にはいくつか段階というものがありまして、まずは「何が分からなくて困っているのかを確認する」という段が必要なんですが、この時って相当深いところまで掘り下げなくてはなりません。

学びって要は積み重ねでして、床が抜けている状態でその上に何かを積み上げることは出来ません。底の底の「分からない」を解決しないとその先に進めないんですね。
ただ、この掘り下げってある程度慣れが必要で、大抵「まさかこんなところで?」って位置に地雷が埋まっているものなんですよ。子どもは取りこぼす生き物なので、今よりもずっと初歩の段階で、なんとなく分からないまま通り過ぎちゃってる内容ってたーーーーくさんあるんです。

例えばの話、「方程式全然分からない」という中学生の子がいたとして、その子が実際に「方程式の仕組み」で躓いていることは、実は稀です。
それ以前、まずは「掛け算と足し算はどちらから先に計算するか」「()の中と外はどういう順番で計算するか」くらいから分かってない子の方が遥かに多いですし、「割り算の筆算が出来ない」「そもそも割り算ってなんなのか分からない」くらいまで戻ることも全く珍しくありません。
その辺まで戻って、ちょっとずつ、「お、出来るようになったね!」を積み重ねていかないと、本丸の方程式までそもそもたどり着けません。

この作業、もちろん単純に大変なんですが、それ以前に「もともと勉強が出来る人」にとってはかなり難しい技術なんですよね。
「分からない」気持ちを思い出すのって難しいので、やっぱり「まさかそんなところが分かってないわけないだろ」と思っちゃいますし、いざ「そんなことも分かってなかったの!?」ってなると、「まさかうちの子が」みたいにショックを受けちゃう親御さん、多いんですよ。
結果、教える時もイライラしてしまって、「出来ない」「分からない」を責めてしまって、場合によっては他の子と比べてしまって、子どもはどんどん自己肯定感を下げていき、勉強といえば怒られるものだと思ってしまう。
この状態で新たな理解なんて進むわけがなくって、その場しのぎでなんとか親の叱責をやり過ごすことしか考えなくなってしまうので、ますます親としては「ちゃんと教えてるのになんで分からないんだ!」となってしまう。これ以上の悪循環なんてないですよね。
だから、そういう話を聞いたら大抵、「とりあえず家で勉強の話をするのはやめましょう」ってお願いしていました。

自己肯定感タンクの穴をふさいだ上で、ちょっとずつちょっとずつ勉強を進めて、「〇〇が出来るようになったね」「××出来たじゃん」と可能な限り具体的な褒め方をして、勉強をする楽しさを知っていってもらう、という作業を、ひたすら繰り返していたんです。
褒め言葉を受け入れるにも素地が必要、まずその素地を育ててあげないと、っていうのは補習塾の先輩の言葉です。
で、時間はかかるもののなんとか最低限の成績はとれるようになっていって、結果的には親御さんに喜んでいただけることも多かった、という話なんですが。
この時思ったことの一つに、「勉強を教える時、ある程度「距離感」って必要だよな」ということがあります。親子って関係、勉強を教えるには近すぎるのかもな、と。
まず、教える時の「期待値コントロール」みたいな話がありまして、高すぎる期待値って何かを教える上では邪魔でしかないんですよ。
相手に対して、「これくらいは出来るだろう」「出来るようになって欲しい」って、上記の「分からない部分の掘り下げ」をする上では単なる予断にしかならず、何の役にも立ちません。

基本的には、「一切分かってない筈だ」と考えて掘り起こす方が効率は良い。そうすれば、「こんなことも分かってないのか」ってショックを受けることなんて有りえませんし、それが疲弊につながることもありません。
それに、親は子どものことを「分かる」と思いがちなんですよね。
生まれた頃から見ている我が子で、性格も知識レベルも把握しているつもり、しっかり教えても来たつもり。子どものことが分かっていると思うからこそ、「分からない」をうまく受け止めることが出来ない。そういう親御さん、いーーーっぱい見てきました。
ただ、親御さんに対して「我が子に期待するな」なんていうのも無茶な話ですよね。だから、真剣でありつつもある程度距離感を保って教えられる人、少なくとも家の外部の人に勉強を教えてもらう機会って重要だなあ、と思うんですよ。
極論、塾や学校ってその為にあるんだと思っています。

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