今年の中学受験も終わり、新たなスタートを切ろうとしているこの時期。「うちの子も中学受験させたいけど…」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
中学受験を考える場合、それに特化した「特別な学習」が必要になります。そのときに真っ先に思い浮かぶのは…「塾に行く」ではないでしょうか。その中、受験を乗り切るために私たち「プロ家庭教師」に派遣を依頼するご家庭が多いのも事実です。中には、最初から「塾」ではなく「プロ家庭教師」を選択し、中学受験を乗り切って第一志望に合格した生徒もいました。
そこで、中学受験における「プロ家庭教師の必要性」にいて、まとめてみたいと思います。
塾と家庭教師の比較
まず、塾に通う場合と、プロ家庭教師を利用する場合の、指導に関する違いを挙げてみます。
塾 | プロ家庭教師 | |
指導スタイル | 原則集団(一斉)指導 | 1対1の個別指導 |
指導日時・回数 | あらかじめ決まっている | 話し合い(相談)の上決定 |
教材 | 塾で指定されたものを使用 | 生徒にあわせて決定 |
塾は、表の中で述べたように「先生1人に複数の生徒」という集団指導です。「その塾がこれまで培ってきた経験値(実績)」から使用教材や指導時間数を決定し、生徒が「塾の学習システムに合わせる」形ですね。最近は、個別指導を前面に押し出した「個別塾」も多くなっています。この「個別指導塾」は、一人の講師が1名、あるいは2~3名を「一人ひとりにあわせて指導します」というスタイルです。私たち「家庭教師」と共通する側面も多いですが、「カリキュラムに関しては塾で決められたものに従う」「指導場所が家庭ではなく塾の教室である」点が家庭教師と大きく異なります。
一方、私たちプロの家庭教師は…というと、完全に「1対1の個別指導」です。目の前の生徒をしっかりと見て、「生徒に合わせた」カリキュラム・指導プログラムを作成し、合格目指して指導を行います。つまり、私たちが「生徒に合わせる」形になります。
では、私たちプロ家庭教師は、中学受験の中でどのような役割を担っているのでしょうか。
プロ家庭教師の果たす役割
① 塾のサポート
塾の指導システムは「一斉指導」が多いですね。そうなると、どうしても「受動的」で、一方通行になりがちです。通塾する生徒がきちんとそのシステムにハマると、当然いい結果に結びつきます。しかし現実はというと・・・「塾のやり方についていけない」、「先生が私のことをあまり気にかけてくれない」という不満をよく耳にします。そのため、「塾での不満を解消する」「塾の授業についていく」ために「家庭教師を利用する」というご家庭も多いです。
② 生徒のやる気を引き出す
私たち「プロ」の家庭教師への要望に「子どものやる気を引き出してほしい」というものが多いです。受験勉強はとても「しんどい」ものですから、「強い目的意識」がなければ、やる気は起こりにくいですね。そのような場合、まず「生徒の味方(共感相手)」になるようにしています。「この先生は話を聞いてくれる」「私のことを認めてくれている」という信頼関係を築くこと、これがやる気を引き出すうえでプラスに作用することが多いですね。
さらに、「より多くの成功体験を与える」ことも大切です。「今までミスしていたものがひとりで正解できた」ときなどは、ちょっと大げさなくらい褒めるようにしています。すると、他のところでも「一人でできる」「積極的に頑張る」部分が増えています。
③ 生徒に寄り添う「オーダーメイド」な指導プラン
家庭教師の指導スタイルは「1対1の個別指導」です。10人生徒がいれば、10人それぞれが違った長所・短所を持っています。私たちプロ家庭教師は、生徒それぞれの資質を見極め、「長所をのばす」あるいは「弱点を補強する」ために最適な指導プランを作成・提示します。まさに「オーダーメイド」ですね。そして、実際の指導の中で適宜修正を加えながら志望校合格を目指します。
④ 時代の流れに柔軟に対応
この1~2年、「オンライン指導」を希望されるご家庭が増えています。背景にはPC、タブレット、スマートフォンといった「IT機器」の普及があると考えられます。また、新型コロナ感染のリスク回避のために「テレワークを推奨する」世の中の風潮も、この「オンライン指導」の後押しになっているようです。私たちDIC学園の講師は、プロ家庭教師としていち早くオンライン指導の要望に対応し、「対面指導」と同質の指導を行っております。
また最近は、中学入試に「適性検査型入試」を導入する中学校が増えております。公立の中高一貫校だけでなく、私立中学でも多くの学校でこのタイプの入試が導入されるようになりました。
この「適性検査」とは、「さまざまな知識を活用して、問題解決を図る」能力を見る試験です。通常の学力試験とは趣旨が異なります。塾での対策は「オプション講座の受講」となる場合が多く、それには別途費用がかかる場合が多いですね。
では、私たちプロ家庭教師の場合はどうでしょうか。
私たちは「一人ひとりに合わせたカリキュラム」を作ります。ですから、「適性型入試を受けたい」という希望があれば、日々の指導の中にすぐに反映していきます。
さらに、適性検査は解答が「複数存在する」のも特長の一つです。だから、生徒の考えた「答案(思考のプロセス)」が、相手にきちんと伝わる表現になっているかを、その場でチェックします。その後、改善すべき点をすぐにフィードバックして、答案をブラッシュアップします。
このように、「時代の流れに柔軟に対応していくこと」も、私たちプロ家庭教師の担うべき役割の1つだと考えます。
まとめ
ここまで、プロ家庭教師である私たちが担っている役割を述べてきました。とはいえ「中学受験を乗り切るには塾でないと…」という考えがまだまだ主流です。その中、「塾のシステムに合わない(ついていけない)生徒」を救ってあげなければなりません。それができるのは私たち「プロ家庭教師」です。
また、中学受験も昔ほど「知識偏重」ではなくなっています。身につけた知識を「複数組み合わせ、自分の考えとして表現できるかどうか」を合否の判断に加えています。つまり、ひとつの問題を「複数の側面からとらえて考える」だけでなく、「どのように考えたかのプロセスを自分の言葉で表現する」ことを中学校側が求めています。その練習は、「現行の塾のシステム」では難しいところがあると考えます。
ですから、塾に通っているが「なじめない(ついていけない)、成績が伸び悩んでいる」、あるいは「適性検査を利用して中学受験したい」という人は、ぜひ私たちプロ家庭教師に声をかけて下さい。一人ひとりの資質を活かし、学力(成績)の向上、志望校合格へのお手伝いをさせていただきます。