みなさんこんにちは。福岡校の田代です。
学校の予習復習、試験対策などに追われている人多いかと思います。
そんな中、「今日はなかなか集中出来ないなぁ……困ったなぁ……」なんて状況に陥ってしまったことがあるはずです。
かくいう私も学生時代はもちろん、現在でもいざ集中作業しなくては、という時に限ってなかなか取り組めない、という時があります。
集中力が切れる原因としては、身体に必要な栄養素が欠乏し、身体の様々な器官のはたらきが鈍るからだと言われています。特に脳、脳内物質がうまく生成され放出されなくなると脳の一部の器官のはたらきが鈍るということです。それが集中力の低下に関係しているというのも頷けますね。
今回はそんな時に助けになってくれる食べ物、飲み物についていくつか例を挙げてお話します。
① 白米、バナナ、ラムネ・・・・ブドウ糖補給
糖質は脳のエネルギーになります。勉強等で疲れると甘いものが欲しくなりますよね!これは脳が疲れている証拠です。ただ、必要以上に、または一気に取ると血糖値が上がり逆効果です。血糖値は上昇後しばらく経つと急激に下がり、それが原因で疲労を感じたり、眠気に襲われたりしますのでバランスよく取ることをお勧めします。朝昼晩3食でしっかりご飯を食べ(それぞれお茶碗1杯ほど)、勉強の休み時間にはバナナ1本を取るなどでバランスが取れるのではないでしょうか。
② 赤身の魚(カツオやマグロなど)、豚肉、ヒレ肉、ニンニク・・・・ビタミンB補給
赤身の魚や豚肉に含まれるビタミンB1は身体の疲れを感じる倦怠感を和らげたり、ブドウ糖などの糖質をエネルギーに変える手助けをしてくれます。脂身の多い肉にはあまり含まれていないので注意してください。ヒレ肉やニンニクに含まれるビタミンB6は記憶力アップに効果があり、認知能力が鈍るのを抑えてくれます。ニンニクはちょっと臭いけど……なんて心配ですが、ニンニクエキスの入ったサプリメントを代用しても良いかもしれませんね。
③ コーヒー、紅茶・・・・カフェイン
いずれも眠気を取り除きます。ただしカフェインの取り過ぎは中毒になるので量に注意が必要です。1日あたりコーヒーならカップ2杯半程度(700ml)、紅茶ならば10杯(1300ml)までは大丈夫です。飲むのであれば朝と昼はコーヒー、夜は紅茶といった感じで意識しておくと良いでしょう。
④ 青魚(サバ、イワシなど)・・・・DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHAには認知機能に大きな効果があります。脳は主に脂質で出来ているので脂質のDHAは目にも良いそうです。多くの人が好む寿司や焼き魚ですと取りやすいかと思います。ちなみに私は、魚料理は魚の目玉まで食べるようにしています。頭にも目にも良いですし、食べられる部分は残さず綺麗に食べるように心がけています。
さて、以上がお勧めの食べ物飲み物でしたが、ほとんどが料理しないと食べられないものばかりですね。学生の皆さんはお家の人にリクエストしてみると良いでしょう!
さて、ここでさらに追加したい、勉強中にちょっとつまめる食べ物も紹介したいと思います。
①メントール
ガムやペパーミントティーで取ることができます。集中出来ない時の気持ちの切り替えになります。ガムに関しては手軽に持ち運べますし、勉強に限らずスポーツや車の運転中にも噛んでいる人がいますね。学生の皆さんは学校の授業中に噛まないようにしてくださいね!
②チョコレート
チョコレートのカカオに含まれているフラバノールという成分はストレスを軽減してくれます。認知機能の改善にも役立ちます。ただしこれも取り過ぎるとニキビや肥満の原因にもなりますし、血糖値のバランスが悪くなりますので少しつまむ程度にしましょう。寒い夜ならカップ1杯のホットチョコレートでも良いですね!
③ナッツ類、納豆
いずれにも含まれるチロシンというアミノ酸が脳の神経伝達物質(ノルアドレナリン)の合成に必須です。精神を落ち着かせる働きがあります。納豆は色々な料理にも使えますし朝食に適していますね。
いずれもコンビニですぐに手に入りますし、勉強していて集中が途切れたらちょっと買いに出掛けて栄養補給、というのも良いですね。今日からすぐに実行できますよ。
学生の皆さんは毎日やることがたくさんあります。学校の予習復習、宿題、塾にも通っているのであればその宿題も……まさに体力勝負でもあります。受験生であれば尚更です!
ただ勉強するのではなく、自己管理も意識して規則正しい生活を心掛け、ご家族の協力を得て日々の食事にも気を使うようにしてくださいね!