今年も残り1か月となりましたね。私たちのような教育業界にとっては大切な大切な3か月に入りました。ちなみに、入試は、大学入試の総合型選抜や推薦が10月末から始まり、最後に残る高校入試や大学入試後期入試が終わるのが3月中旬。よって約5か月が受験時期となります。=教育業界にとっては1年の半分近くが受験期になるので、すべてに対応している会社(私たちディック学園もそうですが)は、なかなか大変です。ただ、嬉しい報告も11月~3月まで続くので忙しいが嬉しい時期でもあります。
さて、だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、今回は沖縄県の中学入試に関して書いてみたいと思います。
1、沖縄県にある受験を必要とする中学校
2、受験生がよく通っている塾
3、受験勉強を始める時期
4、成績優秀な生徒のすごし方
5、まとめ
今回は長編になっているので、このブログでは1と2について記載し、3、4、5に関しては続編で掲載したいと思います。
1、沖縄県にある受験を必要とする中学校
まずは中学校からの紹介と簡単な内容紹介です。
国立
①琉球大学教育学部付属中学校
・出願可能中学校がある(学校から半径8キロ圏内の中学校のみ可能)
・説明会に行かないといけない
・試験は、一次が作文と面接。 二次が抽選。
・教育研究の場でもある (よく言えば普通の中学校ではない学習もある)
・入試日は1月中旬
公立
②開邦中学校(公立)
③球陽中学校(公立)
④与勝緑が丘中学校(公立)
⑤桜中学校(公立名護高校附属)
・試験⇒適性検査Ⅰ(国語・社会)50分、適正検査Ⅱ(算数・理科)50分、面接・その他(面接や志願理由記入)15分
また、開邦中学は別途独自検査(算数)30分があります。
・入試日は12月上旬
・合格発表は1月上旬。
追加合格は昭和薬科大学附属中学の合格発表時期頃から約1週間。
私立
⑥昭和薬科大学附属中学校
・一般入試のみ
国語(150点)算数(150点)理科(100点)社会100点 面接なし
算数のみ60分、他は50分
定員は200名だが1学年の在籍生徒は約220名。220名に達していない場合、中3までは編入学を受け付ける場合あり。
⑦沖縄尚学高等学校附属中学校
・推薦入試あり
国語(100点)算数(100点)と面接
・一般入試(前期)
国語(100点)算数(100点)理科(50点)社会(50点)と面接
・一般入試(後期)・・・専願のみ
試験科目は前期と同じ⇒改めて受け直して良い方で合否確定
⇒後期は受けずに前期の点数で合否確定 を選ぶ
試験内容は一般入試より推薦の方が易しめ。前期と後期の問題自体の難易度に差はない。
・後期の試験日が興南中学校と被る
⑧興南中学校
・推薦入試あり
国語(100点)算数(100点)と面接
・一般入試(前期)
国語(100点)算数(100点)理科(50点)社会(50点)と面接
・一般入試(後期)・・・専願のみ
試験科目は前期と同じ
試験内容は一般入試より推薦の方が易しめ。
・後期の試験日が沖縄尚学高等学校附属中学校と被る
⑨カトリック中学校
・推薦入試あり
作文と面接
・一般入試(前期)
国語(50分)算数(50分)と面接
・一般入試(後期)
試験科目は前期と同じ
⑩三育中学校(名護)
・AO入試あり
作文+国語・算数
・一般入試は
Ⅰ期(1月上旬)、Ⅱ期(2月上旬)、Ⅲ期(2月下旬)にあり、試験科目はAOと一緒
・寮生活になる
2、受験生がよく通っている塾
次に中学受験生が多く通っている塾をご紹介いたします。こちらはあくまで一例なので、記載以外にも中学受験を対応している塾はあります。
・ガゼット(GAZ)
保護者世代には「学習受験社」の方が聞き覚えのある方もいると思います。沖縄では老舗の中学受験塾で、那覇市以外にも浦添・宜野湾市・沖縄市・うるま市・南風原町等に教室があります。拘束時間は比較的長い方です。
・日能研
神奈川県に本社を置く塾になります。沖縄県内では、那覇市(沖縄校)・沖縄市(中部校)・豊崎校(豊見城市)の3校があり、クラスは上から5組⇒4組⇒3組⇒2組⇒1組(那覇の6年生の場合)。5年生や4年生や中部校等は5組まで編成していないが、数字が上のクラスが上位クラスになります。拘束時間は長いです。
・EX進学塾
那覇市前島にある老舗の進学塾になります。
定員をしっかり定めているなかなか珍しい塾で、誰でも入塾とはならず、入塾試験がしっかりあります。また満員の場合は、兄弟が通塾していてもお断りする事もあるそうです。という事は、目が行き届く範囲の事をしっかりしている印象です。希望の場合は早めに問合せる事をお勧めします。通常の入塾テストは2月頃です。
・ハル塾
那覇市大道にある進学塾。公立高校受験も対策している。
6年生のクラスは4クラス編成。上からD⇒C⇒B⇒Aとなっている。
一時期若干低迷した感じがあるが、ここ2,3年は盛り返してきた印象。
・浜学園
教室は那覇市安里(沖縄受験ゼミナールの親会社)
本社は兵庫県にある。
2020年に沖縄受験ゼミナールを子会社化。まだ開校間もないので沖縄校の進学実績はこれからになると思われる。入塾試験がなかなか難しい。
・ガイア進学塾
糸満市西崎にある進学塾。
那覇市より北に住んでいる方にはあまり聞きなれない塾かもしれないが、糸満の中学受験生は良く知られた塾。
他にも多数の塾があります。ここでは一部を紹介。
進学塾と家庭教師を併用されている方が結構多いです。私たちディック学園にも数多く
の中学受験生が在籍しており、早い生徒は小学3,4年生頃から在籍しています。これ
は、塾のカリキュラム上、躓きやすいカリキュラムが5年生に集中している(進度の早い日
能研等はもう少し早い)からだと思います。
中学受験は高校受験と違い、倍率上では不合格の生徒が圧倒的に多いです。ただ、保護者の思いとしてはお子様同様に第一志望合格、もし難しいとしても何かしらの結果を勝ち取って成功体験を経験してほしいという保護者が多いと思います。勉強はフライングが許されており、その分アドバンテージも得られます。ただ息切れする生徒もいるので気を付けてください。私たちディック学園は勉強だけでなく、お子様の様子・調子も確認し、保護者・生徒と協力して進めていきます。
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