Google先生やAI家庭教師じゃだめなの?
プロ家庭教師じゃなくて、Googleで検索したり、youtube動画を見たり、あるいはAIに家庭教師の代わりを務めてもらうのはどうだろうか?残念ながら、これらは副操縦士(copilot)と呼ばれる存在で、たとえば、スターウォーズでいうR2-D2やC3-CPOにはなりえても、師匠のヨーダやオビ=ワンみたいにはなれないんだ。AIは適切な言葉で命令して(この呪文をプロンプトと言うよ)あげないと望み通りの答えを返してくれない。その答えが正しいものか確認する手段を、まだ君たちは持たない。そして、AIたちはこちらから命令しない限りは何もしてくれない。向こうから働きかけてくることはない。君たちに必要なのは、メンターと呼ばれる存在で、若者の行動力を正しい方向に導いてくれる存在なんだ。メンター(Mentor)の語源は、ギリシャ神話「オデュッセイア」の登場人物メントール。知の女神アテナは彼に姿を変えて助言をし、オデュッセウスの息子テーレマコスが苦境から脱却するのを手助けした。このことから、メンターは若年者や経験の少ない者に知識を伝え、広める役割をもつ人物を指すようになったんだよ。
友だちもたくさんいるし、塾のほうがいいんじゃないかな?
では、塾はどうだろうか?塾に行くと、たくさんの講座があったり、色々とオススメ教材を紹介してもらえたりするよね。確かにわかりやすかったり、面白かったり、学校の教材よりも少し質が良かったりするんだけれども、各教科で何を学ばなければいけないかは決まっていて、80%は同じなんだよ。だから、塾オススメの教材を2、3冊も、あるいは数十冊やるよりも、学校の教材・課題を繰り返し、しっかり理解するほうがずっと効率的なんだよ。
今の高校生は、僕たちが高校生だった頃よりもずっと忙しい。似たようなことはできるだけ減らして、少しでも色んな経験をするほうが有意義だね!学校で学ぶべきことも増えているし、部活もアルバイトもやるなら一生懸命やって欲しいし、ネットも少しは嗜んで欲しい。そして、今自分が好きだと思えることは大切にして欲しい。「勉強しなさい!」とばかり言っているように聞こえるかもしれないけれど、それが未来を生きる君たちに対して願う、大人たちの総意ですらあるんだよ。
学校とプロ家庭教師で「総合型選抜」に挑もう!
それでは、どんな高校生活がいいだろうか?学校では、勉強が面白く感じられるくらいに緩やかに成績が上がっていくのがイイね!宿題の手を抜いたり、授業中眠りこけたりしなければ、授業にはついていけるものだし、わからなかったところは僕たちがフォローするよ。そして、できれば1、2年の早い段階で『総合型選抜』に目を向けて欲しい。それは高校と大学をつなぐ新しい大学入試制度で、今君たちが感じていることや好きなことを、どうしたら大学入学や就職、未来につなげられるか考える機会をくれるんだ。
「総合型選抜」合格のためには、対策講座を受講したり、マニュアルを読むだけでなく、実際に行動することがとても大切。行動といっても、ボランティアをする、大学の先生にメールを書く、公開講座を受講する、だけじゃない。些細なことだけれど、本やSNSで調べる、書いたり誰かに話したりして、そしてまた考えることは、これから大学で行う研究活動の基本を為すから、それ以上に大切。マニュアルもない、正解もない、いくつあるかもわからない合格への道筋は君が限られた時間で見つけなければいけない。百戦錬磨の家庭教師の先生が伴走して、相談相手・壁打ちの相手になってくれるから、自分の心の向くままに一つ一つ行動をぶつけてみよう!