日本一早い!? 2023年度医学部入試最新情報! | プロ家庭教師のディック学園プロ家庭教師のディック学園

こんにちは。ディック学園 鹿児島校チューターの山下堅司です。

さっそくですが、2023年度の医学部受験要綱も出揃いました。そして、「2023年用の医学部入試カレンダー&変更点一覧」も完成しました。ご希望の方は最後までお読みください。

 それでは前回に引き続き、おそらくどこよりも早い!? 2023年度の残りの医学部入試最新情報をお伝えします。

大学HPにも掲載されていない情報もありますので、要チェックです!

国公立大学医学部

福島県立医科大学医学部

 総合型選抜において、出願書類の評価をこれまでの1次選考ではなく、2次選考で行います。

 また、学校推薦型(A枠)における出願資格を、「卒後指定機関で(これまでの2年間ではなく)3年以上勤務できる者」に変更します。

 こちらは大した変更はありません。

 

横浜市立大学医学部

 学校推薦型選抜において、英検の出願要件を上級資格(実用英検準1級やGTEC1140以上等)へと変更します。

 学校推薦型選抜(特別公募制:県外)の地域医療枠の定員を5名 → 6名へと増やします。

 これまでも、英検の上級資格保有者に対し、加点などの優遇措置を取る大学はいくつかありましたが、出願要件にしている大学は結構珍しいと思います。

 

東京大学理科三類

 共通テストの成績に基づく第1段階選抜の足きりを、これまでの出願倍率 約3.5倍 → 3倍から、へと変更します。

 他の科類では足きり基準倍率は変わりませんので、医学部志望者で共通テストが高得点できなかった人は要注意となります。

 

岐阜大学医学部

 一般選抜において、後期試験(定員10名)を廃止し、前期試験の募集定員を45名 → 55名へと増やします。

 また、前期日程では、共通テストの成績による第1段階選抜実施基準を受験者が500名程度になるように変更します。 

 後期試験の廃止は昨年から発表されていましたが、中部地方の国公立医学部志望者にとっては、大激震だったのではないでしょうか。

これまで岐阜大学と言えば、後期試験で本格的な学科試験を行う数少ない国公立医学部でした。

 今回の岐阜大学の後期試験廃止により、後期試験で本格的な学科試験を行う国公立大学医学部は、奈良県立医科大学、山梨大学、千葉大学の3校のみとなります。

 

岡山大学医学部

一般選抜の募集人員を98名 → 95名へと減らします。

なお、学校推薦型選抜(地域枠コース)に関しては、今のところ、実施未定との事です。

 

・鹿児島大学医学部

一般選抜後期枠も定員を23名 → 21名へ、

・琉球大学医学部

一旦減りますが、鹿児島大学医学部、琉球大学医学部とも臨時増員措置を申請中との事で、定員はもとに戻る可能性もあります。

 

愛媛大学医学部

 総合型選抜において、出願書類に「志望理由書」を追加します。ただし、点数化せず面接に含めて評価します。

 また、学校推薦型選抜ⅡのB(地域特別枠推薦)の定員が20名 → 5名となりますが、臨時増員の申請予定とのことです。

 

香川大学医学部

 国際バカロレア選抜を新規に実施し、若干名募集します。

 国際バカロレア選抜は四国の大学では初導入との事ですが、これは医学部だけでなく全6学部での導入となります。

 若干名の募集とはいえ、選抜方式もどんどん多様化していきますね。

 

長崎大学医学部

 学校推薦型選抜ⅡAおよびⅡBにおいて、1高校当たりの推薦人員を計6名以内 → 計12名以内とします。

 ちなみに、長崎大学の学校推薦型選抜はⅡA(地域医療枠)、ⅡB(地域医療特別枠)、ⅡC(佐賀県枠、宮崎県枠)、ⅡD(グローバルヘルス研究医枠)と、細かく4つに分かれています。

 また、学校推薦型選抜ⅡA~ⅡDの合格に必要な要件について、大学入学共通テスト総得点率「80%以上」 → 「75%以上」へと基準を下げます。

 共通テストが難化した今年は、一般選抜でも合格ボーダーラインが75%という国公立医学部もたくさんあったことから、大学側もハードルを下げてきましたね。今回1高校当たりの推薦人員が増えたことと、共通テストの要件基準が下がったことで、2023年は志願者が増えるかもしれません

 

佐賀大学医学部

大きな変更点があります。

 まず、学校推薦型選抜において、従来の共通テストの圧縮720点満点は変わりませんが、書類審査(調査書、推薦書、志望理由書)の配点を260点 → 0点へ、小論文の配点を120点 → 150点へ、面接の配点を140点 → 90点へと変更し、総配点を1240点満点 → 960点満点とします!

 次に、一般選抜でも、前期試験と後期試験のいずれも調査書100点の点数化をやめます!

 そして、一般選抜後期試験において、面接の配点を180点 → 120点へと下げます!

 さらに、後期試験では自己推薦書を廃止し、課題論文に替えます。また、日程をこれまでの2日間から、1日のみ(3月12日)で実施します。

 今回の変更で最も注目すべきなのが、調査書類が点数化されなくなることだと思います。

 これまで佐賀大学といえば、調査書の配点が全国で最も高い医学部でしたので、コツコツ高校生活を頑張ってきた評定値の高い受験生(特に現役生や女子学生)には有難い医学部でした。

 しかし今回、調査書の点数化が廃止されることに加え、学校推薦型選抜と一般選抜後期試験で面接配点が相対的に下がるため、より実力勝負の色合いが強くなります。

 現役時代は不真面目だったが、浪人してから頑張って実力をつけた受験生には朗報でしょう。

この変更が志願者にどう影響を及ぼすか、気になるところです。

 今回の調査書の点数化廃止により、一般選抜前期試験では、1次630点満点:2次300点満点となり、佐賀大学は共通テストの比重が全国で2番目に高い67.7%になります。(ちなみに共通テスト比重1位の医学部は徳島大学の69.2%)

 また、佐賀大学医学部医学科の一般選抜前期の募集定員は50名ですが、推薦でも43名を採っています。推薦方式も無視できない時代ですので、佐賀大学を考えるなら、まずは共通テストでしっかり取ることを意識して頂きたいと思います。

 

私立大学医学部

岩手医科大学医学部

 学校推薦型選抜の公募枠を15名 → 12名へ、学士編入枠を4名 → 若干名 へと減らす一方で、総合型選抜5名以内 → 8名へと増やします。

 岩手医科大学医学部の総合型選抜はいわゆるコネ枠ですが、こういった類の枠は私立医大では増える傾向にあるようです。

 また、一般選抜に地域枠D(全国枠・診療科指定)を新設し、若干名を募集予定です。(認可申請中)

この枠は全国から募集しますが、医師の偏在性と診療科の偏在性を解消することを目的としており、先月のブログで紹介した和歌山県立医科大学、川崎医科大学の特定診療科枠の新設についで、3校目になるかと思います。

 

自治医科大学医学部

 第1次の面接実施日を学力試験の翌日のみでなく、翌日またはその1週間後に設けます。

 これは感染症対策の一環だと思いますが、どちらの日で面接を行うかは大学指定になるので、受験のスケジュールには気を付けましょう。

 

順天堂大学医学部

 地域枠選抜の1次学力試験において、大学入学共通テストを利用せず、一般選抜A方式と同様の3教科4科目で行います。

 「国際バカロレア選抜」を「国際バカロレア/ケンブリッジ・インターナショナル選抜」に改め、国際バカロレアだけでなく、ケンブリッジ・インターナショナルAレベルやイギリスにおけるGDE Aレベルの成績を活用する入試方式として実施します。

 さらに、「外国人選抜」、「帰国生選抜」、「国際バカロレア/ケンブリッジ・インターナショナル選抜」にて、二次学力試験を免除する条件を設けます。

 順天堂大学医学部の選抜方式は全部で10区分と、多岐に渡っており非常に複雑です。

 

東京医科大学医学部

 学校推薦型選抜における山梨県地域枠を募集停止とし、代わりに埼玉県地域枠を新規に実施予定とのことです。(認可申請中)

 地域枠の募集定員は多くはないですが、対象となる都道府県もときどき変わりますので、地域枠狙いの方は見逃さないようにしましょう。

 

日本医科大学医学部

 一般選抜前期の募集定員が75名 → 72名へ、後期の募集定員が19名 → 22名へと変更になります。

 特待生(250万円減額)は前期が30名 → 35名へ、後期が10名 → 5名へと変更になります。

 前期と後期で少々募集内訳が替わるという事ですが、大きな変更ではないですね。

 

昭和大学医学部

 Ⅰ期の他学部併願枠5名は薬学部の併願のみとし、歯学部の併願は不可とします。

 ちなみに大学HPの表記だと、薬学部としての募集で(医学部併願)5名と書いてあるので、試験日に解く問題は薬学部の問題か?と思い、昭和大学入試課に問い合わせてみたところ、「解く問題は医学部と同じです。」とのことでした。(少々紛らわしい表記の仕方でした ^_^;)

 また、Ⅱ期の募集定員を20名 → 18名に減らす一方で、卒業生推薦入試枠を5名 → 7名へ、Ⅰ期の募集定員を82名 → 83名へと増やします。

 さらに、地域枠(茨城、静岡、新潟)も認可申請予定とのことで、更なる定員増員が見込まれます。

 

帝京大学医学部
学校推薦型選抜において、学科試験の形式を記述式からマークシート式に変更します。
帝京大学の場合、これまでは記述式と言っても、記号や語句、計算結果のみ答えさせるものがほとんどでしたが、英文和訳表現に自信がなかった方には朗報でしょう。

 

聖マリアンナ医科大学医学部

 現行の学校推薦型選抜の指定校枠20名を廃止し、一般公募枠を10名 → 25名に、一般選抜前期の定員を70名 → 75名に増やします。

 また、学校推薦型選抜の面接の配点を200点 → 100点へ、一般選抜の面接の配点を150点 → 50点に減らします。

 こちらは、面接点が大幅に引き下げられますので、学科試験が取れるなら、少々面接に苦手意識がある人でも出願しやすくなりそうですね。別の見方をすれば、2次での逆転合格が起きにくくなったといえます。

 それと、学校推薦型選抜では一般公募枠が大幅に増えるので、推薦狙いの方は要チェックです!

 

藤田医科大学医学部

 総合型選抜(ふじた未来入試)では、高卒枠を廃止し、現役生限定で12名募集します。

 そして、一般選抜後期の一般枠を10名 → 5名と減らす一方で、一般選抜前期の一般枠を73名 → 78名へと増やします。

 また、昨年まで後期で募集していた成績優秀者奨学生10名を、一般選抜前期試験で募集します。(後期試験での特待はなくなります。)

 11月上旬に行われる総合型選抜(ふじた未来入試)は、現役生限定となりましたが、この「ふじた未来入試」では、国公立大学医学部に合格した場合のみ、入学を辞退できるという、特別ルールが存在します。「国公立大学医学部が第1志望ながら、現役で医学部に入れるなら私立でも構わない。」という現役生にとっては、浪人生が排除されることになりましたので、受験を検討する価値は十分にあると思います。

 

2023年度 医学部医学科入学者選抜に関する変更点は以上36大学になります。

 

個人的に、来年にかけての変更点を振り返ってみると、

・ 現役生に配慮した配点や出題範囲の変更(広島大学、東海大学)

・ 国際化を意識した選抜方式の導入(香川大学、順天堂大学)

・ 私立上位校での学費の値下げや特待制度の充実(関西医科大学、国際医療福祉大学、金沢医科大学)

・ 特定の診療科での募集枠の新設(和歌山県立医科大学、岩手医科大学、川崎医科大学)

・ コネ枠の定員増(岩手医科大学、昭和大学)

 

といった点が特徴的だったかと思います。

 

 

 ついでに、以下は高校2年生以下の医学部志望の方への御紹介になりますが、2024年度入学者選抜に関して、既に判明している変更点(8大学分)だけ簡単に挙げておきますね。

 

・山形大学医学部

 一般選抜前期2次試験において、国語の試験をやめて、英語+数学+理科2科目+面接のみにします。

・岐阜大学医学部

 一般選抜2次試験において、第1段階選抜の足きりを倍率3倍から行います。

・岡山大学

 医学部だけでなく、全学部において、英語外部検定試験の上級資格(実用英検準1級など)保有者の大学入学共通テストの英語を満点扱いとします。

・長崎大学医学部

 学校推薦型選抜Ⅱ研究医枠を9名 → 4名へと減らし、一般選抜前期定員を71名 → 76名へと増やします。

・宮崎大学医学部

 私費外国人留学生入試を廃止します。

・東京女子医科大学医学部

 学校推薦型選抜の「指定校推薦」を廃止します。ただし、「一般推薦」と「『至誠と愛』推薦」は継続します。

・北里大学医学部

 学士入学者選抜を1月ではなく、11月の学校推薦型選抜と同日に実施し、「基礎学力検査」「論文」「面接」を行います。

・産業医科大学医学部

 総合型選抜を新規に実施します(募集定員10名以内)。

 また、学校推薦型選抜の推薦人数の上限を撤廃し、浪人生の出願要件を変更します。

 さらに、一般選抜をA方式(従来方式)、B方式(1次共通テスト抜き)、C方式(2次学力試験抜き)の3種類に分けます。

 

 

 

再来年だけでも既にこれだけ変更点が発表されているので、新課程入試となる2025年にかけて、向こう2年は医学部入試もいろいろと変化がありそうですね。医学部志望の高校1、2年生の方も、入試の動向については注意しておきましょう。

 

 

最後になりましたが、「2023年用の医学部入試カレンダー&変更点一覧」も完成しました。

おそらく、日本一早い完成だと思います。(予備校等で出版される医学部情報本はたいてい10月に刊行されます。)

何といっても、私立医学部の併願校については、入試日程が出揃わないと確定できません。

 たとえば、1月31日~2月2日は連日3大学の1次試験が重複しますし、2月9日はなんと8大学の2次試験が重複します。

3月4日は後期試験ながら、4校の1次試験と別の大学の2次試験が重複します。

 来年の医学部受験を検討されている方は、是非この「2023年用の医学部入試カレンダー&変更点一覧」をもとに、来年からの変更点や日程を把握したうえで受験校を確定して頂き、合格のための作戦を練って取り組んで頂きたいと思います。

2023医学部一般入試変更点一覧

2023医学部一般入試カレンダー

 

 

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