日本一早い!? 2025年度医学部入試最新情報! その1 | プロ家庭教師のディック学園プロ家庭教師のディック学園

 今年も2025年度入試において、続々と入試内容の変更が発表されています。6月中旬に、鹿児島県医師会館で全国大学入試説明会があったのですが、たまたま今年は私の県外出張日と重なってしまいましたので、例年より情報収集が遅くなってしまいました。


 それでも大方、2025年度の医学部受験の要綱も判明してきましたので、ここまでまとめた内容を、これから3回に分けてお伝えします。
なお、国公立大学の情報の扱いについては改めて配点一覧表をまとめますので、このブログでは国公立大の「情報」については特には触れませんので、ご了承ください。
今回は、国公立大学医学部について扱います。それではいきましょう!

旭川医科大学医学部では、
 総合型選抜において、国際医療人特別枠5名を廃止し、北海道特別枠を32名 → 40名へと増やします。
 また、学校推薦型選抜の定員を10名 → 7名へと減らします。
 募集定員枠の変更ですが、若干地元枠が増える印象ですね。

 


札幌医科大学医学部では、
 一般選抜前期2次試験において、面接点を100点 → 200点に増やします。
 面接対策もしっかり行いましょう。

 


秋田大学医学部では、
 共通テストの英語の配点は200点のまま、リーディングとリスニングの配点比率を4:1 → 1:1へと変えます。
 医学部では、依然としてリーディングの方を重視する傾向はありますが、リスニングにも比重をおく大学が徐々に現れています。R:L=1:1の大学を受験される方は、しっかりリスニング対策も行ってください。

 


東北大学医学部では、大きな動きがあります
 まず、AO入試Ⅲ期において、1次共通テストの配点を1100点 → 1150点(情報Ⅰの50点追加分)に上げるのに伴い、2次の筆記試験を250点 → 280点へ、面接点も250点 → 280点に上げ、合計1710点満点で合否判定します。
 また、一般選抜前期1次試験において、共通テストの配点を250点 → 550点へと増やし、2次試験の数学・理科・英語を各々250点 → 600点へと増やし、面接点も200点 → 400点へと上げ、合計2750点満点として合否判定します。結果として、1次:2次 = 1:4という、東大と並んで2次重視の医学部になります。
 東北大学はAO入試も盛んですし、かなり特色ある入試と言えそうです。

 


東京大学医学部では、
 学校推薦型の出願資格を1浪生迄に限定します。2浪以上の方は出願不可となりますので、ご注意を。
 また、一般選抜2次試験では、数学B「統計的な推測」も出題範囲に含めます。東大の他にもこの「統計的な推測」を出題範囲に含める大学はいくつかありますので、出題範囲はチェックしておきましょう。

 


名古屋大学医学部では、結構大きな変更点があります。
 まず、前期2次試験で国語を廃止し、英数理の配点を各500点 → 600点へと増やします。
 結果、2次:2次=950:1800の2次重視になりますが、国語がなくなるのは受験生にとって結構大きいのではないでしょうか。
 また、第1段階での足きりラインを、共通テスト得点率 66.7% → 68.4%へと引き上げます。

 


和歌山県立医科大学医学部では、
 共通テストの社会の配点を100点 → 50点へと下げます。これは、情報Ⅰの50点が追加されるためかと思われますが、情報と社会の配点比率が同じ大学の場合、どちらかというと情報に力を入れた方が高得点が取れそうな気もしますが、どうでしょうか。

 


大阪公立大学医学部では、
 第1段階選抜の足きりラインをこれまでの 72.2% → 70%へと下げる一方で、募集人員の3倍までとします。
 以前の大阪公立大学は5倍を超えてから足きりを行っていましたが、2025年度からは3倍になるということで、出願の際は要注意です。
 また、2次試験での英語の配点を200点 → 300点へと上げます。結果として、2次試験の英数理はフラット配点(均等配点)となります。これまで大阪公立大学といえば、2次試験では理数科目の比重が高く、英語が少々弱くても理数力があればぶっちぎることも可能な大学でしたが、今後はそうもいかなくなりますね。

 


神戸大学医学部では、
 一般選抜前期2次試験の英語・数学・理科の配点をそれぞれ150点 → 160点へと上げます。少しだけ2次重視になります。

 


佐賀大学医学部では、
 佐賀県推薦入学特別選抜の定員を4名 → 10名と増やす一方で、後期試験の募集定員を10名 → 4名へと減らします。
 また、学校推薦型選抜Ⅱ(佐賀県枠)において、卒後の修業年限を2年 → 3年へと延長します。
 さらに、後期2次試験で課題論文を廃止します。

 


宮崎大学医学部では、
 一般選抜2次試験で数学B「統計的な推測」も出題範囲とします。宮崎大学医学部といえば、国立大学の中では入りやすい部類に扱われがちですが、2025年度入試からは情報もがっつり100点分設けています。宮崎大学医学部を考えるなら、新学習指導要領にぴったり合わせた学習が必要です。


いかがでしたか。
今回はここまでにしておきますが、来年からの変更を告知済みの医学部もまだありますので、残りは次回以降のブログでお伝えします。受験生の皆さんは、これらの変更点を踏まえ、どの方式で勝負するのか戦略を練って頂きたいと思います。

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