「継続」していますか?
みなさん、こんにちは。
次年度の入試に向けて勉強しているみなさんは、現在の勉強方法に不安が出てくる時期かもしれません。よりより学習法を求めてあれこれ教材に手を出していませんか?
家庭教師としての我々の役割の一つは、生徒のみなさんが「継続」するのを助けることです。勉強において、コツコツ続けることほど重要な事はありません。信頼できる情報やアドバイスを得て、学習の方向が定まったら、脇目を振らず、着々と取り組んでいくことがベストです。一冊のテキストと心中するつもりで徹底的に取り組むことにより最大の効果が得られることは、多くの経験者が証言するところです。
「やり抜く力」の重要性
最近私は『GRIT やり抜く力』という本を読みました。著者のアンジェラ・ダックワースによれば、人はつい天才に憧れてしまうものだが、成功は才能よりも、「やり抜く力」(長期的な目標に向けた「情熱」と「粘り強さ」)にこそかかっているそうです。
著者は才能を「スキルが上達する速さ」と定義し、
才能 × 努力 = スキル
という方程式を立てます。さらに結果としての達成に関して、今度は
スキル × 努力 = 達成
という式を立てます。つまり、努力によって初めて才能はスキルになり、努力によってスキルが生かされ、大きな成果を上げることができる、というわけです。本書には「やり抜く力」をはかるスコア表が掲載されています。
この表に従えば、「やり抜く力」がある人は
- 設定した目標を達成するまで、わき目を振らずに努力を継続しやり遂げる
- 挫折をしてもめげたりあきらめたりしない
という人だとわかります。
「やり抜く力」は伸ばせるか?
ではどうすれば「やり抜く力」を向上させることができるでしょうか。著者は、自分が変われる、成長できると信じる「成長思考」が大事だと述べています。調査によれば、「成長思考」と「やり抜く力」は比例し、「成長思考」を持つ学生は、挫折の原因を変えようのない才能にあると考える「固定思考」の学生に比べて成績が良く、人間関係も良好だったとのことです。
私のダイエット成功体験
私事ながら、私は幼い頃から肥満だったのですが、ある時思い立ってダイエットを行い、半年で30キロの減量に成功した経験があります。半年で30キロは急激なダイエットと思われるかもしれませんが、その1日1日は単調な積み重ねでした。肉体の変化は1日にしてならず、です。しかしまた、その1日1日の積み重ねが、確実な変化をもたらしてくれることを、これほど明白に実感できる経験もなかったと思います。以来、人は変われる、ということは私の信条となりました。
全力でサポートします!
家庭教師として、私は生徒のみなさんに、「自分は変われる、成長できる」ということを実感して欲しいと思っています。設定した目標に対し、達成のために最適な学習法をアドバイスし、その着実な実践、継続までをサポートします。知らなかったことを知り、できなかったことができるようになる、その小さな積み重ねにより、気づけばしっかりとした学力を身につけていた。そんな経験を通して、成長を信じ、一途に努力することができる「やり抜く力」を身につけていきましょう!
蛇足:
私のダイエット法は、好きな映画の音声(英語)を録音したものを用意し、毎晩欠かさずそれを聴きながらウォーキングに励む、というものでした。英語の学習にもなり一石二鳥でした。おすすめです!