不登校の児童、生徒さんの勉強方法 | プロ家庭教師のディック学園プロ家庭教師のディック学園

 様々な理由で学校に毎日通えていない児童、生徒の皆さん本人やご家庭の方々は勉強の遅れをどうしたら良いのか悩んでしまうかと思います。

今回はそんなお悩みに対して、少しでも解決に近づける手助けになれる記事にしたいと思います。
お目を通して頂けると幸いです。 

目次

1.不登校で問題となること
2.勉強に使用するツール
3.環境を整える
4.先の目標をどうするか
5. まとめ


1.不登校で問題となること

 様々な理由で学校に毎日通えていない児童、生徒の皆さん本人やご家庭の方々は勉強の遅れをどうしたら良いのか悩んでしまうかと思います。

今回はそんなお悩みに対して、少しでも解決に近づける手助けになれる記事にしたいと思います。
お目を通して頂けると幸いです。 

まず、学校に通えていないことで起きてしまう問題点を考えてみましょう。

一つ目は初めて学習する単元を自分だけで理解しなくてはいけない点です。学校で先生が説明をする場合、教科書に書いてあることを伝わりやすい形で指導します。

学年が低くなればなる程、一般的に文字だけで理解する力は弱く、また、小学校から中学校へ進学したばかりの生徒さんは自分一人で教科書の内容を理解することが難しいかと思われます。やはり、解説者となる人が欲しいものです。

ニつ目は集中力を高めてくれる環境を作ることが難しいことです。学校では教室に30人前後の児童、生徒がいます。周囲の人が何を考えているのか分からない、また、自分の言動がどう思われるか分からない、一種の緊張状態が生まれます。

そんな中では先生の話を聞いたり、出された問題を解いたり、課題を作成したりすることに自然と集中出来ます。他人と違うことをすると余計目立ちますから、大人しく真面目に行動しようと言う心理が働きます。

この様に集団の力を利用して、多くの人は程よい緊張感で自分の学習に集中する様になります。

一方、自宅で一人で勉強する場合、集中するためにはとことん自分で集中力を高めるしかありません。家には誘惑も多く、果たして一人で長い時間勉強出来るものでしょうか?


2.勉強に使用するツール

 それではここから、最初に挙げた2点の問題を解決するにはどんなことが出来るのかを考えてみましょう。 
 まずは勉強の内容を理解しやすくするための解説者ですが、塾や家庭教師は有効な手段です。個別指導であればオーダーメイドのカリキュラムで無理なく進められるかと思います。ただ、ここでは学習塾の利用方法ではなく、自学自習の方に焦点を当て考えてみたいと思います。
 塾、家庭教師で勉強したとしても自学自習なくしては本当の知識は身につきません。これは肝に銘じて欲しいと思います。また、塾、家庭教師での勉強をする場合は指導の内容も勿論大切ですが、自学自習の管理をいかにしてくれるかどうかが実際には大切かも知れません。

 学習の支えになるツールとして、現代では動画などもあります。これはかなり強いツールです。学校で先生が指導する様な形で知識を伝えてくれます。しかも、興味を誘う工夫も凝らした面白いものも多いかと思います。ですが、これを使う(使える)かはその児童、生徒さんのタイプに大きく左右されます。しかも、多くの場合は使用をしないことをお勧めします。理由は簡単です。関係無い動画を見たり、ただ眺めて終わる傾向にあるからです。

 ですから、動画を使用して学習するのは高校生で勉強する目的もはっきりしている生徒さんに限られるかと思います。小学生は学校の計算・漢字ドリル、教科書、教科書ガイド(参考書)を使用して学習しましょう。中学生は学校のワーク類を中心に自分で解き、難しい場合は書店で参考書を探し、自分に合ったものを使用しましょう。


3.環境を整える

 学校に通えていない児童、生徒さんにとって一番大切なのは学習環境をどう整えるのかです。これは誰にとってもかなり重要な問題ですが、学校に通えていない場合は家で過ごす時間が長く、朝から夜までどうメリハリのある生活を過ごすのかが、次のステップに進めるのかどうかに関わって来るかと思います。単純に身体の健康の為に睡眠時間、食事、運動をきちんと整えることは大切ですが、ここでは学習の環境だけに絞って考えてみましょう。

 家には快適に過ごせる設備や楽しく時間を過ごせるものが沢山あります。パソコン・スマホは勿論、ゲームや漫画など時間が許す限り永遠と過ごせるものは本当に多いですね。ですから、学習部屋を整えましょう。パソコン・スマホやゲームは制限を保護者にかけてもらって対策しましょう。

 テレビや漫画、雑誌を置かず、スマホは隣の部屋にでも置いて来て、テキストと文房具だけを目の前に置いて、勉強の時だけは集中して取り組みましょう。時間は10分〜30分でも良いので、他のことを一切せず勉強だけをする時間を作りましょう。

 また、勉強した内容を記録することもお勧めします。客観的に振り返るツールがあると人はそこから何かを学ぶことが出来ます。保護者の方も勉強をしなさい、と声をかけるよりも学習の記録を取りやすいノートを作成せてあげることの方が何倍も効果があります。夜に学習の記録を見ながら家族で話をする時間を設けるのも良いかも知れません。


4.先の目標をどうするか

 学校のスタイルも現在は多様化しており、学校に毎日通うだけが選択肢ではなく、自分の目的に合わせて学校に通い、将来の成りたい自分に近づくことが何よりも大切です。つまり、学校は社会に出るまでの過程であり、ゴールではありません。今通っている学校に毎日通えていないから、駄目だと言うことはありませんし、その学校に戻ることが目標ではありません。自分の生活環境、学習環境を作り、ある程度落ち着いて来たら、次の目標をどうするのか考えてみましょう。

 小学生であれば、中学までは義務教育ですから、学校の通い方に選択肢が多く有るわけではありませんが、中学からは毎日通えなくてはいけないとプレッシャーに感じる必要はありません。学校にもきちんと相談し、勉強出来る場所を他に作ることも考えてみても良いかと思います。

 中学生であれば、高校進学や就職など選択肢は沢山あるかと思います。先程も述べましたが高校のスタイルも様々です。先ずは色々調べてみると良いでしょう。

 高校生であれば、大学、短大、専門学校、就職と様々です。勉強を今までしていないから大学は無理だとか、働くにはまだ早いだとか、選択の幅を狭めてしまうこともあるかと思いますが、まずは挑戦してみてはどうでしょうか?やり直しは出来ますし、自分の人生ですから、やらずに後悔はしたくないでしょう。

5. まとめ

 今回、学校に通えていない児童、生徒さんの学習に関して考えてみましたが、結局は学校に毎日通えている学生さんも考えるべきテーマだったかと思います。現代の生活環境や学校の多様化、学習スタイル(全然、触れていませんでしが、学習アプリなどもありますね。)の変化、など数年の間で学習の常識も変わります。
 現在の勉強は自分のスタイルをどう築くか、目標をどう設定するか、非常に大事ですね。学校になんとなく通っていれば良いわけでもありません。

 結論としては将来の自分の為に今、何が出来るのかを一生懸命考えてほしいと思います。また、今の時点では気づけない大切なことも沢山あります。周囲の大人の言葉に耳を傾けることも忘れずに、学校の内外で学んだこと全てを活かし、自分の将来を切り開きましょう!

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