速く読み、速く思考し、速く書く習慣の必要性 | プロ家庭教師のディック学園プロ家庭教師のディック学園

 今回は「速読」を中心にお伝えします。
 速読というと本のページをパラパラ漫画のように読んでいくようなイメージがありますが、ここでいう速読はそういった類いのものではありません。
 下の図を御覧ください。

2022年度大学共通テスト・国語での文字数は約21,010文字、400字詰原稿用紙50枚強分です。国語だけではなく数Ⅰは15年間で文字数は約5倍になっています。読む時間を短縮し、解く時間を確保しなければなりません。
「大学入試なんてまだまだ先のこと、子どもが高校生になってから考えよう」では遅いのです。何事も習慣づけは低年齢から始めたほうが良い。今回はそんな内容になっています。

目次
1. 読むことに慣れてなく、特にカタカナに苦戦する傾向。
2. 読む速度が遅いとテストの点数は上がらない。
3. 「速く読む」「速く思考する」「速く書く」の三拍子。
4. 日常生活から「速さ」の意識づけと習慣化
5. DIC学園の取組

 

1. 読むことに慣れてなく、特にカタカナに苦戦する傾向。

 DIC学園ではプログラミング教室Kicks × crefusの運営も行っており、最年少は年中クラスのお子さんから小学生、中学生の生徒さんが授業に参加されています。
 そちらで授業をしていると、「読む」ことに慣れていない生徒さんが少なからずいることに気づきます。
 年中、年長の小学校入学前の生徒さんはまだ致し方ない面もありますが、小学2年生でもカタカナになると「読む」こと、「書く」ことに苦戦する生徒さんがいます。
 そういった生徒さんは、文章を読むのに非常に時間がかかります。もちろん、学年が上がるにつれ、読むスピードは速くなっていきますが、年々そのスピードが下がっている、というのが実感です。そこでDIC学園で取り組んでいることがあるのですが、それは最後で述べます。

2. 読む速度が遅いとテストの点数は上がらない。

 文章を読むスピードが遅いとテストでは解く時間が少なくなってしまいます。
 限られた時間の中、テストで高得点を取るためには解く時間をいかに多く確保するかが大切です。解く時間が少ないと焦りが生まれます。その焦りが冷静さを失わせます。いつもだったら解ける問題もちょっとしたミスで落としたりします。解く時間がなければ、当然見直しをする時間もありません。
 結果、テストの点数は芳しくありません。
 ご家庭で「いつもは解ける問題なのにもったいなかったね。次、頑張ろうね」と親御さんは励まします。しかし、根本的な問題は、「速く読む」ようにならなければ決して解決しません。

「小学校1、2年生の頃は(公立の)学校のテストではいつも85点前後取れていて決して悪くなかったけど高学年から点数が落ちてきた」
 と小学5,6年生あるいは中学1年生の生徒さんの保護者が話してくれることがあります。
 問題の質、量ともに小学1、2年生のテストは100点満点を取らなければいけません。85点前後が続いていたということは、15点分落とす原因が何かしらあったのです。

3. 「速く読む」「速く思考する」「速く書く」の三拍子。

 学校での授業で教師の板書を写すのに一生懸命で教師の説明が耳に入っていない生徒さんもいます。授業では、書くことも大切ですが、教師の説明を聞くことも欠かせません。説明に重要なフレーズ、ヒント等があったりするのを聞き逃し、あとになって板書を書き写したノートだけではその時の授業内容を理解できないこともあります。
 書くのが遅く、全て書き写す前に消されてしまい、理解が中途半端に終ってしまう。あるいは自学ノートを綺麗に仕上げることに懸命で自宅学習の時間はかけているのに成績が伸びない。特に後者については、生徒さん本人は時間を費やし、勉強に頑張っているつもりなのに、結果がついてこない。勉強に対して前向きな気持ちが損なわれていくパターンと、または綺麗に仕上げることが目的化(往々にして担任に「綺麗に書いているね」と褒められて)し、色遣いなどに集中し書いていることを記憶していないパターンもあります。
 思考したことと書くことのタイムラグを極力なくし、書き留めていくことが望まれます。
 こういったケースを多々見てきました。

4. 日常生活から「速さ」の意識づけと習慣化

「速く読み、速く思考し、速く書く」
偏差値の高い生徒さんはこの三拍子が揃っています。
 この三拍子を意識づけし、習慣化することがテストの成績を上げるには必要不可欠なのです。学校では「速く読み、速く思考し、速く書く」ことについてはそれほど熱心に教えてくれません。ご家庭で取り組むしかありません。
 日常生活のうえでも、必ず時間を区切ってお子さんに伝えることがまず必要です。
「15分で◯◯をしようね(終わらせようね)」
 遊んだあとのお片付けなど幼少の頃から何分までに、という意識づけは可能です。ただ急がせるだけでなく、正確さ、また速く終わらせるための工夫も一緒に考えてあげることも必要です。
 意識づけ、習慣化は早ければ早いほど身につきます。

5. DIC学園の取組

 DIC学園では、生徒さん達の多くが「速読解思考力講座」に取り組んでいます。TERRACEというアプリを使い、速く読み、速く思考する習慣づけを行っています。読書速度、眼のトレーニング、速解力チェック、脳トレ等で楽しみながら速く読む意識づけを行っています。

   

 速く読む力だけではなく注意力、集中力、様々な力も共に上がっていきます。
「まだ、文字がしっかり読めないからまだまだ早い」ではなく、「文字を読める前から、速くの習慣づけ」です。読めなくても、文字を目で追うことから始めたら、読めるようになった際は格段に速く読めるようになります。
 脳トレではゲーム的要素もあり、速くだけでなく正確に、正確さだけでなく速さを、と意識づけさせていきます。
 一朝一夕で成長し、解決できるものではありません。長い時間をかけて、ゆっくりと成長を促します。

「文章を読むのが早くなり時間内にテストが終わるようになった。計算が早くなった」
「文章が読むのが苦手な子でしたが、TERRACEを始めてから文字を追うことに慣れ、本を読むスピードが速くなった。自分で進んで読書をするようになった」
「動体視力が上がり、勉強だけでなく部活の野球でも選球眼が良くなった」
 生徒さん、保護者様から様々な声をいただいています。
ご興味のある方はぜひお問合せください。
いずれ、読解力も取り上げます。

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