~ 計算ミス(ケアレスミス)を減らすために ~ 第1回(3回シリーズ) | プロ家庭教師のディック学園プロ家庭教師のディック学園

はじめに

こんにちは。今回は、生徒さんや保護者の方からよく聞かれる、「計算ミスの減らし方」について3回に渡ってお伝えしてゆきたいと思います。(主に高校生など、高学年生向けのものになります。)

 

 誰しもテストで計算ミスやケアレスミスをして後悔した経験があるのではないでしょうか。特に大問では設問(1)を間違うと、雪崩式に大問を丸ごと落とす惨事も想定されますから、このようなミスは絶対に避けたいものですよね。

  小中学生時代から、計算ミス(ケアレスミス)をする度に親や先生から見直しをするよう、注意された経験は誰にもあることでしょう。

では、分かっちゃいるけど止められない計算ミスは如何にして防ぐことができるのか、以下の6つ観点で対策を掘り下げて述べていくので是非参考にして頂きたいと思います。  

見直すための行動を習慣化する

自分の間違う癖を分析する

ワーキングメモリーを鍛え、事務処理能力を上げる

余白の使い方(スペーシング)を決める[共通テスト対策用]

そもそも計算しない(極力計算を回避し、知識でカバーする)

検算により、修正力をつける

 

 ただし初学者にありがちですが、そもそも計算規則(指数法則など)や公式すら危ういのに「計算ミスった!」とか「事故った!」などと言い訳をする人がたまにいます。これは数学力そのものが足りていないわけで、計算ミスという認識は誤りです。そのような人はまず基本の習得に努めて下さい。本コラムでは、計算の仕方そのものは理解できている、という前提で対策を述べていくことにします。

 

その1

見直すための行動を習慣化する

 早とちりで計算ミスをしてしまいがちな人は、具体的に何を習慣化すればよいのか?ということですが、皆さんは普段演習した際

に、計算して答えが出たらすぐに模範解答を見て答え合わせをしていませんか?

 その日の課題ノルマを速くこなすため、あるいは問題が解けた嬉しさのあまり、すぐに答えを見てしまう人がいますが、これでは本番の試験で見直せなくなる恐れがあります。

 そこで普段の学習で心掛けてほしいのが、一通り答えを出した後、解答を見たい気持ちをグッとこらえ、ここで一旦立ち止まって見直しの時間をとるということです。こうすることで「見直す」という習慣を組み込むことができ、本番でも自然にできるでしょう。

 

 また、計算系の問題で答え合わせをするときも、いきなり解答解説集を見るのではなく、まずは略解で数値があっているかを確認した上で、解答解説集をみることをオススメします。というのは、いきなり解答解説集を読むと、もし間違っていた時に、間違い箇所が分かってしまい、どこから直せばよいか分かってしまうことがあるからです。試験時は、どこでどう間違えているかが分からない状態で自分の答案を見直ししなければなりません。よって、普段の学習で答え合わせをするときは、まずは略解で数値があっているか否かを確認し、間違っていればなぜ、どこで間違っているのかを見直すわけです。そして、自分なりに最終的な正解の数値に行き着いた後に、解答解説編で論理的な部分や計算の要領を確認するといいでしょう。(略解編と解答解説編が分かれている問題集がベスト)

 早とちりの計算ミスで悩んでいる人は、以上のことに留意して、まずは見直すための行動を習慣化することを心掛けて頂きたいと思います。

 

 

その2

自分の間違う癖を分析する 

 これまでに受けたテストやチャート式などで演習した問題の間違い内容を振り返ってみると、計算間違いによる失点が多い人ほど、

同じ原因で間違いを犯しているケースがあります。そこで、これまでに自分がどういう計算ミスをしたのか、原因を振り返る必要があります

 すると、個人の癖と言っていいでしょうか、自分がよくやらかしやすい間違い方というのが見つかると思います。

よくある例としては、文字が小さかったり、字が汚かったりして、自ら読み間違えてしまうというものです。9とq、2とz、0と6、1とl(エル)を見間違えた経験はないでしょうか。間違い方も人それぞれでしょうが、同じような原因で複数回間違った事例についてはノートに書き出しておき、定期的に読み返すことで「自分はこんな間違い方が多い、だからここには1行多く使って丁寧に計算しよう!」という意識がテスト時に生まれます

計算ミスが多いのに原因を分析していない人は、おそらく同じような計算ミスをしてしまう確率は高いと思われます。

 普段の学習でも丸付け時に計算を間違っていたときにすぐに消しゴムで消して書き直してしまう人がいますが、これはNGです。

消す時間も勿体無いですし、どんな間違い方をしたのか記録に残せないからです。計算ミスの箇所には、二重線や大きく×を入れる程度にして残しておきましょう。そのため、余白は大目に残し、訂正や書き込みもできるようにしておきましょう。

 

 また、せっかく正しく計算できたのに、解答用紙に間違った数値を記入してしまったり、マークシートで間違った値を塗ってしまっ

た経験はないでしょうか。これは計算ミスというより、ケアレスミスに属しますが、解答欄に数値を記入するとき、あるいはマークシートを塗るときに、左手(左利きの人は右手)が遊んではいませんか?左手の指で自分が出した答えを指で指しながら、右手で記入することで、このようなミスを減らすことができます。

 実は左手(利き腕でない方の手)の使い方も結構重要で、普段問題を解くときも左手を遊ばせながら解く人と、左手を右手の近くに添えたり、大事なところを指しながら解く人とでは、解くスピードや正確性も結構違います。長年様々な生徒さんの解き方を観察してきて、左手の使い方と集中力・正確性の相関は間違いなくあると思いますので、意識していなかった人は左手も有効に使って頂きたいと思います。

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